牛乳じゃなくて、美味しいヤギ乳&羊乳が飲んでみたい!という希望とイロイロな疑問-2
続きもの(一応)なので、よろしければ先にこちら(↓)をお読みください。
kamakura-kurashi.hatenablog.com
...では、続けます。
羊乳って?
日本では、「めん羊乳」という記載になるようですね。
脂肪の供給源とされただけあって、乳脂肪分がとっても豊富です。
飲むと胃もたれする、という人もいるらしい(笑)
牛乳、ヤギ乳に比べると、乳脂肪分は 1.5~2倍程度。
加えて、乳固形分、ミネラル分も豊富なので、チーズに適しているんですね。
実際、世界の羊乳のほとんどは飲用ではなくチーズ製造に利用されている
ようです。
栄養価の高さから、病人用の飲用乳に利用している国もあるそうです。
う~ん。この話、日本では無理なんでしょうかね?
下顎骨折で入院し、『栄養バランス完璧!流動食(炭水化物60%超)』を3週間も鼻から
流し込まれて、心身ともにすっかり不調に陥った私としては、食べられない人への栄養補給は
この コテコテ羊乳でもいいんじゃないの?と思うんですが...。
医療関係者の皆さま、いかがでしょう?
ヤギ乳と同じく脂肪球が小さいため、牛乳のようなホモジナイズ処理
(均質化)をしなくても、クリームが分離することはないそうです。
クセがあって 濃くて(コテコテ?)人によっては飲みにくい...と聞いても。
脂肪分たっぷりのリッチな羊乳、フレッシュな状態で飲んでみたいなぁ。
どんな乳製品ができるの?
牛乳から作られるヨーグルト、チーズ、生クリーム、は お馴染みですよね。
日本で手軽に買える乳製品は、100%牛乳から作られていると言っても
間違いないでしょうね。
【ヤギ乳の乳製品】
ヤギ乳のチーズは、シェーヴルチーズ(シェーヴル=フランス語でヤギのこと)
と呼ばれます。英語でゴートチーズと表示されていることもあるかな?
白色で軽い食感、軽い酸味と特有の香りをもつものが多いです。
表面全体に黒い炭のついたもの、そのまま熟成させたもの、白カビを表皮に
植え付けたものなどがありますね。
有名なチーズとしては、
● クロタン・ド・シャヴィニョル(フランス)
● ピコドン・ドゥ・ラルデッシュ(フランス)
● サント・モール(フランス)
などがあげられます。
酸味があるのは、製造過程で乳を凝固させるために酸を使うことが多いため
です。
シェーヴルチーズは熱を加えると柔らかくなりますが、牛のチーズのように
溶けることはありません。
酸味があるので、蜂蜜やジャム、フレッシュフルーツを合わせると食べやすい
です。...以前なら、そんな食べ方もしたんですが(汗)
今は、そのまま食べることが多いかな。
塩気と酸味があるので、サラダに加えても美味しいですよ。
ヤギ乳から作られる乳製品としては、他にヨーグルトやラブネ(中東スタイル
の水切りヨーグルト)などがあります。
【羊乳の乳製品】
ここ数年話題になっているギリシャヨーグルト、もともとは羊乳で作られて
いたってご存知ですか?
乳脂肪分が高くて 濃い味の羊乳を原料にして、さらに製造過程で水切りされる
ことで本当に濃厚なヨーグルト(感覚的にはチーズに近い)が出来たそうです。
ただ、1975年頃 ギリシャの某メーカーが大量生産するにあたって、原料として
牛乳(安価で、匂いが少なく、万人受けしやすい)を利用したことから、牛乳で
作る水切りヨーグルトが広まったようです。
それだけクセのある香りだったのかもしれませんが...私としては、やっぱり
羊乳のギリシャヨーグルトを食べたい!
羊乳のチーズは、こってり濃厚(...オイリー?)です。
塩分も高めのものが多いので、おつまみ向きかもしれませんね。
有名なチーズとしては、
● ロックフォール(フランス/世界3大ブルーチーズの1つ)
● ペコリーノ(イタリア)
● フェタチーズ(ギリシャ)
● リコッタチーズ(イタリア/ハードタイプ)
などがありますね。
羊乳から作られる乳製品には、他にも アイス(ソフトクリーム)、生クリーム、
バターなどがあります。
ほ~ら、ちょっと試してみようかな?って思い始めたでしょ(笑)
ところで、日本でも、ヤギ乳 や 羊乳の製品を作っている会社があるんですね。
今回、何カ所か見つけて嬉しくなりました!
私も購入するのはこれからですが、ご興味のある方は、是非チェックして
みてください!
▼ヤギのチーズを作っている広島のお店
▼しれとこヤギミルクを製造する 北海道の牧場
北海道産山羊(やぎ)ミルク!【乾牧場】≪ノンホモ低温殺菌山羊乳≫いぬい牧場
▼ヒツジのチーズを作っている 北海道の工房
長くなりましたので、次回に続きます...