鎌倉暮らし

日々、思うこと。絵封筒や読書の記録。ときどき、鎌倉のおすすめ情報など。

ヒトの体は 食べた物で できている

体は 食べた物で できている

これ(↑)を、実感したことがある人って、どのくらいいるんでしょう?

事故以前、私もこのセンテンスを、知識として 知ってはいました。

でも、実感(体感)したことは、なかった。

が。

幸いにして(?)、これを本当の意味で実感して、その怖さがわかりました。

2年前の事故 で下顎(オトガイ部 と 両顎関節)を骨折、約3週間入院したときのこと。

その間、当然ながら口が動かせないので、何も食べられない。

では、どうしたかと言えば。

鼻から管を挿入されて(すごい痛かった)、胃に直接流し込む...いわゆる『経管栄養食』。

食事時間になると、看護師さんが200ml入りの紙パックを持ってくる。
これを、1日 3回。合計 1400ml。(1ml=1kcalなので、1400kcal/日)
味はわからないけど、匂いはク○ールのコーンスープ。(常温だけど)
看護師さん曰く「匂いはコーンスープだけど、主原料は大豆。栄養バランスは最高(?)」

これを、毎日、毎食、2時間くらいかけて流し込む。
「食事」とは呼べない 呼びたくないけど、栄養は摂れているので、お腹は減らない。
むしろ、胃の中が一日中タプタプして、気持ちが悪い。
(しかも、確実に太りそう...)

で。7日目の 朝。
目が覚めて、ベッドから体を起こす。

と。

プ~ン、と何かが匂った。
「アレ?なんだろう?」と、ベッド周りをクンクン。
起き上ったばかりのシーツに鼻を近づけた瞬間、ほのかに コーンスープの匂い...?
最初は、看護師さんがこぼしたのかな?と 考えた。
でも、そんはことはなくて。

パジャマを脱ぎ、新しいTシャツを着てから、パジャマをたたむ...と、ここにもコーンスープ臭が。
不安になって、自分の腕をクンクン。...なんと、毛穴から、コーンスープ臭が!
トイレに行くと、体から出てくるモノが、コーンスープ臭い!!

ぎゃーーーーーーーーーーっ!!

声にならない叫びが、脳内に響きました。

そうだよね。
ずっと、あのコーンスープしか 摂ってないんだもん。

私の体は、あのコーンスープで できている(そして、動いてる)

...さすがに、凹みました。
たぶん、いつもの自分であれば、医者に文句の100や200は言ったと思う。
でも。
事故後の精神状態ゆえか、顔面(頭部)強打の影響か、そんなことは思いつきもせず。
(思いついたところで 口がきけなかったので、筆談で文句を言うのは、かなり厳しかったと思うけど)
ただ、「イヤだなぁ...でも仕方ないのかなぁ...これで ケガが治るのかなぁ...」と、思うだけ。

まぁ、悩んだところで、食事のメニューが変わるわけもなく。

「原材料:コーンスープ」とでも表示したい体になって、退院日を迎えたのでした。

 

(つづく)