そうだ。今週末は鎌倉へ行こう！．．．と、思った方へ
明日、10/24（土）は、気持ち良い秋晴れ・行楽日和、の予報ですね。
（↑ 鎌倉 釈迦堂切通）
紅葉を見に、山へ行こう♪ という計画の方も少なくないかも。
でも、もしもその行き先候補が鎌倉なら、ちょっとタイミングが
早すぎるかもしれません。
鎌倉で紅葉を楽しもうと思ったら、緑の多い寺社仏閣巡りも楽しいですが、
ハイキングコース（いわゆる｢切通（キリトオシ）｣）を歩くのがお勧めです。
．．．が、鎌倉の木々は、まだまだ青々としています。
毎年、鎌倉で紅葉が楽しめるのは、11月半ば以降。
遅い年だと、12月に入ってから。
鎌倉に（低いながらも）山がある、というのは間違いではありませんが、
鎌倉って、すごく暖かいんです。
毎年この季節になると、埼玉在住の両親が
｢秩父の山も色づいてきたし、近いうちに鎌倉に紅葉狩りに行くね～｣
．．．などと電話をかけてくるのですが。
同じ関東でも、秩父と同じに考えたらいけません。
あっちは内陸の、しかもちゃんとした山なんです（笑）
鎌倉で紅葉を楽しむのは、せめて11月に入ってからにしましょう。
ですが、早くてもイイ！ハイキングコースに行きたい！と、お考えの方。
いくつか、注意事項があります。
ヒールがある靴 や 革靴 は避けましょう
｢ちょっとしたハイキングコースだから、大丈夫｣（と、雑誌に書いてあった）
という気軽なノリで登ったら、間違いなくイヤな思いをします。
もしかすると、靴もダメになります。
カップルの場合、険悪なムードになることもあります。
小さかろうと駅のすぐそばに入り口があろうと、ハイキングコースは
ハイキングコース。木の根っこ、石、木の葉の吹き溜まり、ぬかるみ、
よくわからない何か．．．など、イロイロあるものです。
できれば、スニーカーを履いていきましょう。ひっかけたリして傷を
つけたくないような服もバッグも止めた方がいいです。
コースによっては、スカートもNGです。
スカートをめくりあげて跨がないと 通れないような場所もありますよ。
街のオシャレとハイキングは、残念ながら相いれないものと理解しましょう。
午後２時 を過ぎてから登るのは止めましょう
｢30分程度のお散歩コース｣（と、雑誌に書いてあった）と信じて、遅い時間に
足を踏み入れたら、ほぼ確実に辛い目にあいます。
確かに、30分程度でサクッと歩けるハイキングコースもあります。
山歩きに慣れていれば。そして、道を間違えなければ。
普通の道路とは違うので、案内板の無い分かれ道もたくさんあります。
（元は案内板だったのかな？．．．という、字が読めない板切れも、たくさんあります）
道の選択を誤ると、30分コースのつもりが 2時間・3時間コースになって
しまうことも。
それに、これからの季節はどんどん日が短くなります。
秋の日はつるべ落とし、とはよくぞ言ったもの。
街中でまだ明るい時間帯でも、木々が茂るハイキングコースでは、
ひと足早く薄暗くなります。
ハイキングを楽しむなら、最低でも午後3時前には地上に戻っていられる
ようにしましょう。
最低限、水のペットボトルは持参しましょう。
途中で、｢峠の茶屋｣系売店に出くわす可能性もあります。（すごく限られているけど）
が、乾燥しているこの季節、必ず途中で喉が渇きます。
必ず、水やお茶などの甘くないペットボトルを持参しましょう。
ゴミは持ち帰りましょう
ハイキングコースに限らず、鎌倉は街全体が｢ゴミはお持ち帰りください｣
というスタンス。当然、ハイキングコースでゴミ箱は見つかりません。
ゴミは持ち帰る．．．以前に、余計な物を持ち込まないようにしましょう。
１枚余計に服を用意しましょう
鎌倉の山は暖かい、と書きましたが、やっぱり山は街中より涼しいんです。
気軽に見えるハイキングコースでも、日が届かないところは多いです。
それに、木々に囲まれている空間は涼しいものです。
余計なところで風邪をひいたりしないように、羽織れるものを１枚余計に
用意しましょう。
また、いろんな虫や、触れるとかぶれる植物を防ぐのにも役立ちます。
アルコールを飲んで登るのは止めましょう。
．．．言わずもがな、ですね。
紅葉の下でお弁当を食べながら一杯、も（できれば）控えましょう。
（ま、美味しいんですけどね）
どれも、そんなに特別なことではないですよね。
地元の人間にとっては、犬の散歩コースだったり、ジョギングコースだったり、
通勤路（に使っている人もいるんです）だったりして、それこそ気軽な
ハイキングコース。
でも、やっぱり、東京から引越してきたばかりの頃は、ちょっと歩いただけで
息切れしたりしていました。舗装道路との違いは大きいですね。
小さくても、かつては天然の要塞、と 呼ばれた鎌倉の山。
ほどほどの準備をしてから、楽しんでくださいね。
よい週末をお過ごしください！
