風邪 と ビタミンC ~ 私の体が必要としている量を知る
こちらにも書きましたが、日曜の夜から喉が痛くて、熱こそ出ないものの
なぁんとなく不調です。
たまたま土曜日に図書館で借りてきた本の中に、三石理論で知られる
三石巌さんの著作が数点ありましたので、読みながらビタミンCの
大量摂取をしてみました。
..."風邪"という名の病気があるわけではない。私たちが風邪と呼ぶのは、鼻水や咳が出たり、喉が痛んだり、熱が出る症状のことである。医学的に病名として表すときは、「かぜ症候群」となる。かぜ症候群は、普通感冒と咽喉頭炎、インフルエンザの3タイプに大きく分けられる。
風邪は、ウィルス感染症の一つである。
...(中略)...
ウィルスに対抗するために必要な物質は、インターフェロンという糖タンパクである。...(中略)...インターフェロンを欠かさなければ、風邪のウィルスを撃退することができる。では、そのために自分でできることは何か。それは、インターフェロンが体内で作られるときに必要な材料を用意しておくことである。インターフェロンを作るためには、タンパク質とビタミンCが必要になる。...
「医学常識はウソだらけ」より
タンパク質とビタミンC ですが、断糖肉食の我が家では、タンパク質は
問題なさそう。ビタミンCも、それなりには摂っているのですが...
それが充分量か?と訊かれたら、自信はないかも。さらに、
●医者に行くのも 薬を飲むのも イヤ。
●ビタミンC(水溶性ビタミン)は、摂りすぎても排出される
●ビタミンC過剰摂取の副作用は、下痢くらい
...ですから、せっかくの体調不良を利用して人体実験したいな、と。
じつは、ビタミンCの大量摂取は、昨年11月に実験済みです。
この時は体調不良でも何でもなくて、『ビタミンCフラッシュ』に興味を
持ったためでした。これは、ビタミンCを副作用が出るまで(つまり、下痢
するまで)大量摂取し続けることで、自分にとっての必要量を測る、という
ちょっとハード(?)なもの。まったくの興味本位でした。
大雑把なやり方は、
◎空腹時に行う
◎15分置きに1000mg(1g)摂取
◎4回飲んでも(1時間経過しても)変化がなければ、倍量にして継続
◎水便(下痢)になったら終了
というもの。
詳細はこちらのサイトが 一番詳しいと思います。
ちなみに、ナイアシンフラッシュのフラッシュは紅潮する という意味ですが
ビタミンCフラッシュのフラッシュは 洗い流すという意味ですよ。
ご注意ください。
で、11月にやった時はこんな感じでした。
ちなみに、使用したビタミンCは いつも飲んでいる粉末タイプの
Nutribiotic アスコルビン酸。(i-herbだと、454g入/1650円位。Amazonのは高すぎ...)
毎回、75mlの水に溶いて飲んでいました。
【2015年11月の結果】
10:30~11:30(15分毎、1,000mg×5回摂取)=5,000mg
11:45~13:00(15分毎、2,000mg×6回摂取)=12,000mg
↓
13:10頃に、お腹がキュルキュルし始めたので、トイレへ。
↓
13:30(2,000mg×1回摂取)=2000mg ←準備してあったから 飲んじゃった...
↓
この後も、夕方までずっと下痢状態。
お腹が痛くなることはなかったけれど、ずっと水が出ている感じ...
ということで、この時の摂取量は 19,000mg = 19g !!
最後の2,000mgは下痢になってから飲んでいるので、必要量は17,000mg。
■ 厚生省の推奨量=100mg/日 (※上限量は表示なし)
■ 一般的に大量摂取とされる量=1,000mg/日
■ 三石氏の唱える最低推奨摂取基準=2,000mg/日
■ ポーリング博士の摂取量=18,000mg/日 ←18g!
なので、ポーリング博士の日常摂取量レベルに近いですね。
我が家は毎日、最低でも朝夜に2,000mgずつ摂っている(4,000mg/日)ので
充分大量摂取していると思っていたのですが...。
で、体調不良である今回の結果が次のとおり。
今回は1回あたりの摂取量を増量したため、さすがに飲みづらいのと
歯を酸から守る意味で、オブラートを使いました。
【2016年2月24日 の結果】
11:00~12:30(30分毎、1800mg×4回摂取)=7,200mg
12:45~14:00(15分毎、1800mg×6回摂取)=10,800mg
14:15~15:30(15分毎、3000mg×6回摂取)=18,000mg
↓
15:15頃、お腹がキュルキュルしてきて、トイレへ。
ここから1時間位、下痢状態が続く...
今回の合計摂取量=36,000mgって、36g!
マサカの倍以上。
体調不良のときには、ビタミンCの必要量も多くなると聞いていたし、
感じてもいたものの、この量は予想していませんでした。
正直、『大丈夫か、自分?』って思わなくもなかったけど...どこにも
異常はない。
下痢症状も、今回は何故か1時間ほどでピタッと治まってしまいました。
お腹がすごく減ったので、夕食はいつもどおりにお肉(ラム)をたっぷり食べて、
寝る前には プロテイン20gも摂取しました。
なんといっても、ウィルス対策には 良質のたんぱく質とビタミンCですから。
そのおかげか、今朝は喉の痛みもなく、ちょっと調子が良くなっています。
ただ、治りかけこそ用心が必要なので、起きてから1時間おきに1,000mgの
ビタミンCを飲んでいます。(ついでにパートナーにも飲ませてます。笑)
このまま治まってくれるといいんですが。
もしも ビタミンCフラッシュをやってみようとお考えの場合には、
出かける予定のない日に 実行されることをお薦めします。
病気のときの下痢みたいに体力を消耗することはないけれど、少なくとも
数時間はトイレから離れられなくなりますので。
あと、小さな(?)副作用としては、下痢が治まった後にガスが溜まりやすく
なりました。
一晩寝たら治まりましたが...こっちの方が辛かったかな。