鎌倉暮らし

日々、思うこと。絵封筒や読書の記録。ときどき、鎌倉のおすすめ情報など。

『断食』は辛いけど、『お腹が減らないから食べない』のは気持ちいい

ここ数年、手軽に出来るダイエット法の1つとして、プチ断食が
流行していますね。
色々なやり方があるようですが、おおむね
 ・断食期間は1日
 ・水分はOK
 ・固形食はNG
 ・翌日(又は数日間)は回復食
という感じでしょうか。

成否の程はともかくとして(笑)、挑戦された方も少なくないと思います。
ハイ。我が家でも、高糖質食時代に無謀にも挑戦したことがあります。
挑戦者はパートナーでしたが...(私の)予想どおり、半日でギブアップ。
朝はコーヒー1杯のみ。昼食抜き...で、15:00頃からイライラし始め、
16:00には 手が震え始めてギブアップ。
お腹が減りすぎた反動で、夕食はしっかりドカ食いしてました。
もちろん、減量なんてしているはずもなく、むしろ体調を崩しただけ。

こういうケース、多いんじゃないかと思います。
でも、一方でこんな経験がありませんか?

朝食がコーヒーだけだったのに、すっごく仕事が忙しくて、お昼を食べる
ことも忘れてた。
14:00頃になって、そういえばお昼食べてないな~、と気付いた時には
 お腹が減りすぎて、もう減ってない
かといって、フラフラかと言えばそんなこともなく、頭も冴えて夕方まで
仕事が出来ちゃう。
いざ夕飯を食べよう!言う時も、いつもよりむしろ少ない位の量で満足
できてしまう...

私も、何度も経験しています。

この違いって、何だろう?

ずっと疑問でした。

で、VLCHFの食生活を1年近く続けてみて、やっとわかりました。
体が糖質代謝になっているか、脂質代謝になっているか、の違いなんですね。
朝昼抜いても元気だったのは、体が 待てども待てども入ってこない糖を
しぶしぶ(?)あきらめたために、たまたま脂質代謝のスイッチが入っただけ。
本人の意思でコントロールできたわけではないんですよね。
あくまでも、たまたまラッキーだっただけ

こういうこと、知識としては早い段階で知っていました。
糖質制限を始める前に、本もたくさん読んだし、いろいろな方の体験談も
見聞きしたし。
でも、『知識として知っている』ことと、『体感で理解している』ことの
違いは とても大きいです。
実感できた今だからこそ、やっと、

 体が、本当に必要とする栄養素で満たされてきて
 適量かつ適切なエネルギーを摂っていれば
 自然と食事回数(量)が減ってくる

と、納得できるようになりました。つまり、

プチ断食(又は少食)に見えても、我慢してないし、回復食も必要ない

今の私が大切にしているのは、
お腹が鳴ってから(本当に空いてから)食事をする こと。

 ・お昼の時間だから食べる、とか
 ・今 食べておかないと、次の食事までにお腹が減る

とかいう理由ではなくて、『お腹が減った』という体の声に従って食べる
『1日1食ありき』ではないので、食事時間も回数も一定していません。
これからだって、どんどん変わっていくと思います。

理論理屈は大切だし、他人の経験は参考になるけれど、自分の体の変化は
体験してみるしかない
個人差は大きくて当然なので、体調変化を感じるまでに要する時間が、
ある人は2カ月、ある人は1年、ある人は10年...。

焦ったらダメです。

 

私が こちらの記事 で「絶対に1日1食」に賛同できないと書いたのも、
誤解を招きかねないと思うからです。

1日1食に我慢や自制心が必要なうちは、やるべきではないと思います。

でも、自分の体の声を聴いて、結果的に1日1食(又は少食)になるのは
良いと思っています。むしろ、頭も体もスッキリして気持ちいい。

だって、お腹が減らないから食べないことを 断食とは言わない ですよね。

 

じゃあ、何が「必要な栄養素」で、「適切なエネルギー」なのか...?

もちろん、自分で勉強するんですよ。自分の体のことだから。(笑)

あふれる情報に振り回されがちな自分へ、自戒を込めて。