鎌倉暮らし

日々、思うこと。絵封筒や読書の記録。ときどき、鎌倉のおすすめ情報など。

夢があるなら、タネを蒔こう

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鎌倉に引越してから、ずっと思っていたことがあります。

 庭をグルッと囲むように、ヒマワリをたくさん咲かせたい!

でも、ここの地盤はすごく固くて、15cmくらい掘り返しただけで

硬い岩盤にあたってしまう。

スコップなんかじゃ太刀打ちできない。

何かを植えたいと思ったら、まずは柔らかい土を作ってあげないと

いけない。

そのために必要な 土の量 手間 を考えたら....ダメだ。

太刀打ちできない。(根性無しと呼ばれてもいい...ヤダけど。)

なので、基本的に庭のことは知人の庭師さんにお任せしています。

※ちなみに、鎌倉市では、市役所の駐車場に 腐葉土が 常に積み上がっています。

市民なら、いつでも&好きなだけ、もらってくることができるのです。

 

でも、「庭にヒマワリ」の夢は持ち続けていたので、自分なりの

努力はしてましたよ。

ヒマワリ予定地(?)に 少しずつ腐葉土を足し、肥料を足し、

耕して、水を撒き....準備万端!!

でも、ヒマワリは 咲かなかった。

私が、タネを蒔かなかったから。

...今年の夏までは。

 

この記事でも書きましたが、今年の夏、ヒマワリの種を蒔きました。

それはそれは大切に、特等席で双葉まで育てて、それから植えかえて。

残念ながら、お天気に恵まれなかったり、ご近所の猫や ハクビシン

アライグマ他 に邪魔されたりして、蒔いた種の大半は蕾をつけること

さえできなかったけれど。

おまけに、やっとこ咲いたヒマワリも、期待を裏切る貧弱小さなもの

ばかり。

すごく期待した分だけ、ガッカリ度も大きくて。

だったら、やっぱり ご近所の空き地に自生(...か どうかは不明ですが)

している 特大ヒマワリのタネを貰おう!

そして、来年 再チャレンジしよう!

と決めて、秋が深まる前に、ご近所の特大ヒマワリを1輪だけ

チョッキンと貰ってきました。

数日間、花ごとデッキの上で乾燥させておいてから、タネを採取。

痩せすぎだったり 元気なさげなモノを排除しつつ、まるまる太った

元気な種だけを採取しました。

そのタネたちは、家の中で蒔かれるときを待っています。

ところが。

11月になり、我が家の庭の外周に、秋らしからぬ 双葉がニョキニョキ

顔を出しました。

まさかね、と思いつつ放置した結果...

現在、夏に蒔いたモノよりも はるかに太い茎、大きな葉の上に、

大きなヒマワリの蕾がたくさん付いています。

一緒に、小さなヒマワリもいくつか蕾をつけている。

大きなヒマワリは、おそらく 私が「咲かないだろう」と 捨ててしまった

痩せたタネたち。

小さなヒマワリは、夏に咲いたヒマワリの子供たち。

今回は、私、タネを蒔いたりしてないのにね。

しかも、何の手間もかけてない(水やりすらしてない)のに。

どんな理由かはわからないけど、立派なヒマワリが元気に育ってる。

 

そんなヒマワリを眺めながら、ハッと気が付きました。

もしかして、私たちもそうかもね。

「将来に役立てよう」と、やみくもに資格を取ったり、スキルチェンジ

にトライしたり、綿密な計画を立てたり...でも、いつまでも準備のみ。

土を耕し、肥料を撒いて、耕して、水をあげて...タネを蒔かない

 

何を待ってるのかな?

「願えば叶う」系の書籍はたくさんあるけど、「行動不要」とは書いてない

いくら念じてみても、我が家の庭にヒマワリは咲かなかった。

なんてもったいないことをしているんだろう。

期待した時、期待した場所に芽が出るとは限らないけど。

でも。

タネを蒔かなきゃ、絶対に芽は出ない。

 

「買わなきゃ、絶対に宝くじは当たらない。」

そういうこと。(ちょっと違う?)

 

だから。

積極的に タネを蒔こう。

咲かせたい花があるなら。

かなえたい夢があるなら。