タカの目 アリの目 草むしり
鳥の目 虫の目 魚の目
と言えば、経営者に必要とされる3つの目(視点)。
鳥の目:広い視野で、全体像を把握する(マクロ目線)
虫の目:小さなこと、細かいことをじっくり観察する(ミクロ目線)
魚の目:物事の変化や流れをとらえる(トレンド把握)
変化の激しい現代では、経営者でなくとも、持っていたほうが良い「3つの目」。
でも。
「知っている」=「実行できる」とは、限らない。
だけど、知った以上は経験してみたいですよね。
ありますとも。
実生活にもすごく役立つ、貴重な『AHA!体験』の やりかた が。
卑近な例で恐縮ですが、それは「草むしり」。
この単純労働を知らない、という人は まずいないはず。
日に焼けるし、虫に刺されるし、いいことなし...とも思える 究極の単純労働ですね。
それを『AHA!体験』に変える方法、具体例をあげて説明しましょう。
鎌倉の、とある家のお話しです。
その庭は、基本、芝生(のはず)。
ですが、ちょっと気を抜くと、あっという間に荒野と化す。
そんな荒野と化した芝生にしゃがみ込み、目をこらして雑草を探し始める。
ちなみに、「雑草という名前の草はない」という名言を無視して定義するならば、「雑草=きらいな草」なので、きらいじゃない草(名前は知らない)は、残していきます。
さて。
最初の数分間、この辺にあったはず…という1本が見つからない。
2本、3本…と抜き始め、あるときふと顔を上げると...
目に飛び込んでくる、一面の雑草。
あああ! あった!あそこにも、ここにも、足の下にも!! むきーっ!!!
この瞬間、脳ミソの中で、回路が「パチン!」と切り替わる感じがする。
虫の目 → 鳥の目 になっても、1つ1つが見えてる。
最初は、目に入っていたはずなのに認識していなかったモノが、認識された瞬間。
これ、ちょっと快感ですよ。
視界が一気に広がる感覚。
お試しあれ。
そういえば、以前は「鳥の目 虫の目」ではなく、「鷹の目 蟻の目」と言ったはず。
「鷹の目」の方が格好いいのに。
関係ないけど、英語で”The Hawkeye State(鷹の目)”といえば、揚げバターで話題になったアイオワ州のニックネームでしたね。